つげの櫛

もう10年ぐらい愛用している、京都「十三や」さんのつげ櫛。


「初恋」
 まだあげ初(そ)めし前髪の 林檎のもとに見えしとき 前にさしたる花櫛の 
花ある君と思ひけり 云々   島崎藤村


高校生の時、暗記した一節
島崎藤村の初恋の人もつげ櫛(花櫛)を身に着けていたのですね。




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専用の糸「くしクリーナー」で手入れをして、昔ながらの椿油に浸します。
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こんな感じで↑↑
ちょっと手間がかかるけど、その手間がイイの。

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夫のつげ櫛。髪が短めなので、櫛は細歯タイプ。↑↑

明治生まれの祖母は・・・。
椿の鬢付け油に、つげ櫛で手際よく髪を結う。
その後ろ姿やうなじは、今思えばとっても妖艶に感じた。
そんな祖母のつげ櫛に、子供心に憧れがあったのかもしれない。

「国産のつげの木」は、今では貴重な品だけど、昔からの日本の心に
触れていること、愛用することに安心感を感じてしまう。


十三や本店
営業時間 11:00-20:30
〒600-8003 京都市下京区四条通寺町東入13
TEL 075-211-0498
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by kidmayu | 2012-11-22 19:11 | 雑貨
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