「ふんわりあたたかな紅茶時間」11月

イングリッシュミルクティーとサンドウィッチの美味しい関係
講師 長倉千寿子 先生


 憧れの千寿子先生の授業二回目、紅茶の授業は今日がはじめて。
今回のテーマは、石にしがみついても受けたかった授業。
久しぶりに英国の文化に触れられる貴重な時間・・・。カラダ全身で吸収して帰りたい。

 
 丁寧な授業が始まる。先生のこだわり、けして妥協しない真摯なお姿に、じんわり涙が込み上げてきた・・・。マズイ、メガネを出して涙をゴマカス。けして独学では知りえない情報、先生ならではの工夫が詰まった「ふんわりあたたかな授業」内容。
 
 その涙の火付け役は「りんご」。わざわざブラムリーアップルというイギリスリンゴを入手して下さった。14年ぶりに味わうその食感に、感無量また涙。次にキューカンバーサンドウィッチの懐かしい食感。パンのしっとり感、厚さにもこだわりが。紅茶・・・、なかなか日本では味わえない、茶葉本来の味。ゴールデンルールに基づく入れ方で濃厚なミルクティーが味わえました。思い出のフィッシュ&チップス・・・。
 
 
 
 今まで気にも留めなかった英国での出来事、点と点が・・・。先生の説明で線へとつながったり・・・。ずっと忘れていた味や匂い、思い出や友人が脳裏に浮かんだり・・・。まるで20代のあの時に、タイムスリップできたかのように。


今回のテーマである、イングリッシュミルクティーとサンドウィッチ↓↓
先生がこだわり、走り回って集めてくださった食材がいっぱい。

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もうここは日本ではない!英国のマナーハウス。Traditional English Tea

①涙の火付け役・・・リンゴ
先生が小布施の農家から入手して下さった、緑色のブラムリーアップル。加熱用のcooking appleだ。今回はアップルプディングを作る。加熱することで、酸味が程よい旨味に変わり絶品。日本にはない、この甘酸っぱいと食感、スゴク懐かしい(涙)。昔食べたアップルパイもブラムリーアップルだったのかなぁ?そうだったらイイな。
 英国を代表する一番美味しい薄紅色のリンゴ。 生で食べる用のeating apple → cox コックス。正式には、Cox's orange pippin コクセズ・オレンジ・ピピン。日本にはない美味しさのリンゴ。
街中至る所にリンゴの樹がある(種類はイロイロ)、コレッジの出入り口には季節になると、庭で採れたであろうリンゴが箱に入っている。それを学生はかじりながら帰宅するの。外国っぽいと感じたひととき・・・。

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②最初の一皿・・・サンドウィッチ
たかがサンドウィッチ、されどサンドウィッチ。奥が深いのです。まずは左から、
コロネーションチキン:ほんのりカレー味、ドライマンゴーの甘味が、味に一体感をもたらす。チキンのしっとり感を出す秘策も教わる。女王陛下の戴冠式に食べられる伝統的なサンドウィッチ。
カクテルシュリンプ:海老の下処理法を学ぶ。マヨネーズ風味のお味。カットが一番難しかった。
キューカンバー&ミント:英国の代表的なキュウリのサンドウィッチ。ミントがさっぱり、食感はシャキッと。カットした断面が美しい。
ローストビーフ&オニオン:マスタードでピリッとさせた贅沢なサンドウィッチ。
エッグマヨネーズ:卵の処理やこだわりを学ぶ。パセリとの色使いが美しい。塩味が決めて。
 英国には厚切りの角食パンが売ってない。ほぼ薄切り。朝食時はこの薄切り食パンをこんがり焼いて、トーストラックに立てて頂く。日本のようにパンを米の代わりに主食にする概念がないようなのである。だから、パンだけで食べない。ジャムとかチーズ、バター、スクランブルエッグなど必ず薄いパンに塗るか、はさんで食べている。サンドウィッチ→エレガントに食べる。きっと薄いパンがあったから、英国人は何かはさんでみたのかな?サンドウィッチの始まり。

③苦い思い出・・・フィッシュ&チップス
サーモンのフィッシュ&チップスをレモンとタルタルで・・・。
鱈、サーモン、舌ビラメ、メカジキもおすすめ。サクサクッとした衣が決めて。皮付きのジャガイモと一緒に。レモンでさっぱり、あつあつが美味しい
 
 ロンドンにフィッシュ&チップスの店はたくさんあるけど
、作り置きしない店、油がいつも新しい店とか、英国人も吟味して店を選んでいる。しかし、NOKOは食べるのが苦手。オーダーすると店主は、わら半紙数枚をメガホンみたいにを丸め、トデカイ揚げた魚とチップスをザザザッとくるみ手渡してくれる。茶色いモルトヴィネガーと塩を沢山ふりかけ、店で立ち食い(座る場所などないの)。もしくは、公園やベンチで食べる。そのうち、わら半紙が油やヴィネガーでベトベトになってきて、手や口も大変な事になる。いつも失敗ばかり。スゴクワイルドになってしまう・・・。これはエレガントにたべられない。だからビニール持参で自宅に持ち帰る。やっぱり日本人だからね、レモンとしょうゆ、ポン酢でたべるのが一番おいしく感じられたの。

④英国式ゴールデンルールで入れるThe Five Golden Rules・・・ミルクティー
アッサム:コクがあり、濃厚な味わいで、ミルクティーに良く合い、飲みごたえがある。とても飲みやすいお味。
ブレイクファーストティー:目覚めの紅茶。ニルギリなどのブレンドティー。クセがなく飲みやす紅茶。きっとファンも多いはず。
ウバ:飲んだ中で一番印象的なお茶。スーッとする香、渋みのきいた個性的な大人のお味。ミルクとも合い、甘いお菓子ともよく合います。存在感がハッキリしていてNOKOはこの個性的なお茶がスキ。
 カップに冷たいミルクを先に入れる、ミルクインファースト。紅茶をカップに注いだ後にミルクを注ぐ、ミルクインアフター。さて、どちらが正解?英国人もその答えは、わからないみたい。賛否両論。NOKOは先にミルクを入れる派→ミルクの量が一定でお味が一緒だから。でもね、それをするのは飲み慣れた茶葉だけにしてるの。はじめて飲むお茶 は、ミルクは後。やっぱり答えはみつからない。 

ディスプレイ用のお花を頂いて自宅に飾る。あけびの蔓、織部の器に↓↓
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長倉千寿子先生が英国の息吹を注ぎ込んでくださる。本当に幸せなコト。先生のおかげで、留学時代の遠のいていた記憶や興味が沸騰してきた。先生が英国がお好きでホントに良かった。素晴らしい授業をありがとうございました。また、一諸に楽しくお料理を作ってくださった5名のテーブルメイトの方々、先生と準備をして下さったアシスタントの方にも心より感謝をいたします。
by kidmayu | 2012-11-08 02:22 | 英国時間
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